富士フイルムによるプロラボサービス「クリエイト」
2017年7月、初の個展『paradise on EARTH "Hokkaido"』をソニーストア札幌で開催するにあたり、展示したプリント作品すべてを、クリエイトのクリスタルプリントを利用しました。
以前、数回クリエイトのクリスタルプリントで私の作品を展示したことがあり、品質については十分満足していたので「個展を行う際にはクリエイトに依頼する」と個展開催が確定した時から決まっていました。
しかしながら、複数枚をしかも大伸ばしでプリントした際の色の出方はどうなのかとテストプリントを見るまでは心配だったのですが、
検品の場に次々と並べられてゆくテストプリントは私が自宅でカラーマネジメントを行なった上で出力したものとほぼ同じイメージ通りの色となっていました。
私の心配はどうやら杞憂だったようです。
Sony World Photography Awards 2017のNature部門で1位となった北海道美瑛町の青い池を撮影した作品「borderline」はA0サイズでプリントを行いましたが、立ち枯れのディテールや池の表面だけが凍っている部分の描写、凍った池の上にさらりと乗る雪の質感全てが撮影時に肉眼で見たままを表現することができました。
今回、個展のコンセプトを「見たことがある風景の、見たことのない瞬間を。」としたのですが、私が切り取った北海道の四季の中でもプリントで見ていただきたいと思った作品とクリスタルプリントの相性はとても良かったと感じています。
また、今回の個展はプリントと4Kディスプレイによるハイブリッド展示を行い、高解像度で高精細な4Kディスプレイと明暗のメリハリがはっきりと出るクリスタルプリントの組み合わせもお客様からとても好評でした。
今後、作品のイメージやコンセプトによりクリスタルプリント以外を試してみるのも今から楽しみです。
これからも写真展での展示やお客様へ販売する際のプリントは信頼できるプロラボであるクリエイトを利用したいと思っています。