写真家の声 #8

作品を次のレベルへと
昇華させてくれる
至極のクリスタルプリント

戸村 裕行氏

2016年初夏、『 OCEAN PLANET ~いのち煌めく海の中の時間~ 』題した個展をオリンパスギャラリーで開催。その際に展示をした約50点の作品は全てクリエイトさんのクリスタルプリントを利用させて頂きました。

そもそも、クリスタルプリントを知ったのは水中写真家としても活躍されているドルフィンスイマー、鈴木あやのさんの個展を訪れた際、その美しいプリントに惚れ込んだのがキッカケ。それ以来、自身で個展を開催する際には是非使ってみたいと考えていたので、個展が決まった時点で迷う事なくすぐにクリエイトさんに自身の作品を持ち込み、テストプリントのお願いをしました。 しばらくして「テストが仕上がりましたよ」と、連絡を頂き伺ったのですが、席上で次々に出される自身の作品が、もうまさにクリスタルプリントという素晴らしい伴侶を得て、いつもより美しくキラキラ輝いて見えるんです!あの感動は、正直言って、本番のプリントが全て完成した時の感動よりも強かった記憶があります(笑)

ぼくがフィールドとする水中で撮影され産み出される作品は、その色合い、グラデーションなど、なかなか思い通りに出ないことも多く、特に自宅などでプリントする際にはだいぶ苦労する事がありました。しかし、テストプリントを見ながら、気になった部分をその場で明確に伝える事により、それが確実にフィードバックされた状態で次の検品で出会う事ができる。イメージと合致する作品が二人三脚のような形で生み出されていくその工程は、自身一人では成し得る事のできないまさにプロラボとしての価値であり、よりグレードの高い作品に昇華することができる、間違いのない選択であったと確信をしています。

また、会期中に展示作品を中心にオリジナルプリントを販売をしたところ、多くの方にご購入頂けました。クリスタルプリントの美しさはお客様からの評価も高く、自身のイメージ、そして水中写真というジャンルとのマッチングも最高で、より作品を魅力的なものに仕上げて下さったお陰だと思っております。そして余談ではありますが、今回の写真展の作品集ともいえる“フォトブック”をクリエイトさんのご好意もあり作成させて頂きました。クリエイトさんのプリントの技術で製作されたフォトブックは通常の写真集とは一線を画し、素晴らしいものとなりました。(銀座本店にサンプルを置いて頂いているようなので是非ご覧ください。)

まさにクリエイトさんは、写真家にとって、よき理解者であり、素晴らしきパートナーとなってくれる。皆さんに自信をもってお薦めしたい“プロ”ラボです。

写真家の作品
写真家の作品
PROFILE

写真家の顔写真

戸村 裕行(とむら ひろゆき)

世界の海中を旅し、大型海洋生物からマクロ生物まで、そこに生きる生物、水中景観を撮影し続けている水中写真家。
その作品は、オリンパスの水中カタログなどにも採用され、日本最大級のマリン系イベント、マリンダイビングフェアでは同ブースにて水中写真セミナーの講師も務める。
また、ライフワークとして続けている世界中に眠る第二次世界大戦中に海中に沈んだ日本の船や航空機などを取材した内容は、有名ミリタリー専門誌で人気のコンテンツとして毎月連載中。
最近では2015年にミクロネシア・チューク州の海底で見つかった「二式水上戦闘機」の撮影にメディアとして初めて成功。
地上に現存しない機体として大変貴重であり、様々な方面で取り上げられ、話題を呼んだ事でも知られる。
SSP日本自然科学写真協会会員
オフィシャルウェブサイト : 
http://hiroyuki-tomura.com