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クリエイトのこだわり
〜「写真」を「作品」に変えるために〜

こんにちは、クリエイトの
プリンティングディレクター・稲葉です。
クリエイトは1981年の創業から40年以上にわたり、
写真家・写真愛好家の活動をサポートしてきました。
多くの写真家・写真愛好家から支持を得ている
クリエイトの、写真表現へのこだわりをご紹介します。

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クリエイトのこだわり
〜「写真」を「作品」に変えるために〜

こんにちは、クリエイトの
プリンティングディレクター・稲葉です。
クリエイトは1981年の創業から40年以上にわたり、
写真家・写真愛好家の活動をサポートしてきました。
多くの写真家・写真愛好家から支持を得ている
クリエイトの、写真表現へのこだわりをご紹介します。

POINT1 色表現を追求するプリンティングディレクター COLOR DIRECTIONPOINT1 色表現を追求するプリンティングディレクター COLOR DIRECTION

一般的なDPショップとクリエイトの大きな違いは、作品作りに熟知した専門のプリンティングディレクターがいることだと思います。

私たちプリンティングディレクターの仕事は、作者の意図をくみ取り、作者と一緒に考え、作品制作をサポートしていくこと。「作者の想いを表現するためには、どんな色や調子で画像を調整したらいいか」「作品を引き立てるには、どんなプリント面種がいいか。どんな展示パネル・額装がいいか」など、作者と一緒に考えていきます。また、年間何万枚という『画像を見るプロ』の視点から「どうしたら原版が持っているポテンシャルを活かせるか」「どうしたら作者が気づいていない潜在的な魅力を効果的に引き出せるか」といった親身で的確なアドバイスも行っています。

「作者のイメージをつかむ」大切さ

いちばん大切にしていることは、作者のイメージをつかむこと。

いちばん大切にしていることは、作者のイメージをつかむこと。

作者との打ち合わせでいちばん大切にしているのは、作者のイメージをつかむこと。「何を表現したいのか」「何に感動したのか」といった撮影時の状況・心情はもちろん、「華やかで明るいイメージなのか」「荘厳で落ち着いた雰囲気を見せたいのか」など、作品の方向性も確認します。うまく伝えられない方には被写体の引き立たせ方を提案して方向性を決めていくこともあります。そのため、お打ち合わせにはデジタルであれば必ずオリジナルデータを持参してもらっています。
いちばん大切にしていることは、作者のイメージをつかむこと。

いちばん大切にしていることは、作者のイメージをつかむこと。

表現したいイメージを共有した上で、プリントに最も適した調整や印画紙の面種を決めていくわけですが、プリントにはふさわしい調整域があり、彩度やコントラストを上げ過ぎると破綻してしまいます。画像調整は繊細で、さじ加減が難しい作業です。「自宅に飾るのか」「写真展で展示するのか」といったプリントの目的・用途によって調整の仕方を変えるほどです。

作者の意図をくみ取った画像調整

紅葉の写真のプリント依頼があったときのことです。作者とお話をしていくと「色づいたモミジの葉の美しさ」よりも、それらを際立たせている「差し込む光の存在」に感動したということがわかりました。全体を明るくしながら、紅葉した葉の赤みを強め、モミジの葉の輪郭がよりハッキリする画像調整を提案しました。手前の対象物の輪郭をハッキリさせることで、奥行きが生まれ、対象物と背景の間ある空間、つまり光の存在を強調できるからです。

画像調整なしの場合

画像調整なしの場合

作者からお預かりした画像データをそのままプリントした場合。

画像調整ありの場合

画像調整ありの場合

作者の意図をお聞きした上で画像調整をしてプリントした場合。
透過する光を感じられる仕上りになりました。

上記はほんの一例ですが、「この部分を見せたい」「こんな風に見せたい」など、作者の意図に沿ってご提案内容は異なります。プリントでお悩みの際は、より良い「作品」にするために気軽にご相談いただければと思います。

POINT2 銀塩プリントへのこだわり SILVER HALIDE PRINTPOINT2 銀塩プリントへのこだわり SILVER HALIDE PRINT

クリエイトが制作しているプリントは「銀塩プリント」です。

銀塩プリントは、染料や顔料などのインクを紙の上に吹き付けるインクジェットプリントとは異なり、印画紙自体を発色させるプリント方式です。印画紙に塗布された3層(赤感・緑感・青感)の感光材料に光があたると写真の像を焼き付けられます。その後、現像液につけると化学反応を起こして画像が見えるようになります。3層の感光材料の組み合わせで1,677万色もの色を再現することができます。感光材料に塩化銀の成分が含まれていることから「銀塩」と呼ばれています。

インクジェットプリントの場合

インクジェットプリントの場合

4〜9色のインクの量・密度を調整して全色を表現します。

銀塩プリントの場合

銀塩プリントの場合

各層の感光材料が粒子ごとに発色するため、滑らかに色のつながりが表現できます。

印画紙自体を発色させる銀塩プリントの特長は、微妙なハイライト部からシャドー部まで、自然でなめらかなグラデーション表現。空気感・臨場感・立体感がある表現が得意で、大きいサイズの写真になるほど違いが引き立ちます。
銀塩プリントには、多種多様な面種がとりそろえられています。例えば、輝き度や透明感を再現したい場合にはクリスタルペーパー(超光沢)、ベルベットのような繊細な柔らかさやエレガントな深みを表現したい場合にはディープマットペーパー(無光沢)というふうに、作品の傾向や作者の好みにあわせて選ぶことができます。
クリエイトでは富士フイルム製の高品質な印画紙ペーパーを多数ご用意しています。

POINT3 熟練のプリント技術 PRINTING QUALITYPOINT3 熟練のプリント技術 PRINTING QUALITY

作者からお預かりしたデータは制作部門に持ち込まれ、熟練の技術を持つプリントマイスターによってプリント作業が行われます。
常に高品質なプリントを提供するには、個々の写真に対する絶妙な色調整は不可欠です。そのため、作業環境や設備機材にも、きめ細やかな配慮が徹底されています。
制作部門では外光の影響を受けないように窓を塞ぎ、色評価用の室内灯を使用しています。また、画像調整用モニターや高精度の大型出力機のカラーマッチングなども入念に管理しています。
画像データの調整は、その巧拙によってプリントの仕上がりが見違えるほど変わる繊細な作業。プリンティングディレクターが作成した指示書から作者の意図を読み解き、表現したい思いを形にしていく。プリントマイスターの作業は、熟練の技術に裏付けられたプロの職人技です。
長年の経験による知見やノウハウ、印画紙の特性に合わせた画像調整は、的確でありながら極めて短時間に手際よく行われます。
画像データの調整は、日中でも夜間でも同じ色に見えるよう管理された室内で行います。

画像データの調整は、日中でも夜間でも同じ色に見えるよう管理された室内で行います。

同じ面種の印画紙でも製造年月や入荷時期によって状態が異なるため、印画紙を替えるたびにカラーマッチングを行います。

同じ面種の印画紙でも製造年月や入荷時期によって状態が異なるため、印画紙を替えるたびにカラーマッチングを行います。

熟練の技術を持つプリントマイスターが印画紙の特性に合わせた画像調整作業を行います。

熟練の技術を持つプリントマイスターが印画紙の特性に合わせた画像調整作業を行います。

いかがでしたか。
作者の意図どおりにプリントするために、プリンティングディレクターがオーダーメードで画像調整をアレンジし、熟練のプリントマイスターが入念に仕上げていく。だからこそ「写真」が「作品」に変わるのだと思います。
近年は高性能なインクジェットプリンターも手頃な価格帯になり、作者自身で作品制作ができる環境も身近になりました。一方で、すべてを自分自身でやるとなると、色調・彩度・コントラストなどの調整や画像のセレクトなどで迷ってしまう、妥協してしまうこともあるのではないでしょうか。
お客様の中には「一度クリエイトでのプリントを味わってしまうと、今までのインクジェットでのプリントでは物足りない」という方もいらっしゃいます。
皆さんの作品制作にも、ぜひ『画像を見るプロの技術』と『熟練のプリント技術』を取り入れてみてください。