写真家の声 #16
信頼できる頼もしいラボの
おかげで作品は形になる伊加田 康隆氏
デジタル全盛期の今、プリントをしない人が非常に増えてしまった。
デジタルコンテンツで作品を発表する機会が莫大に増えたが、その色はどのようにしてコントロールすればいいのか。
プリンターで刷るのも一つの表現手法ではあるが、結局正しいプリントを教わる訳でもなく、正しく表示できるモニターを使っていない人が大勢いる。
そんな思いもあって、近年は積極的にプリントを観てもらう機会を作ろうと、個展を開催している。
ここ2年間のメイン機材はFUJIFILMのXシリーズだ。
このシリーズを選んだ最も大きな理由は色の再現性、表現力だ。
JPEGで記録された写真には、すでに理想の色が定着されている。
作品として、この色が私の魅せたい色なのだ。
この撮ったままに美しい世界を、クリエイトのスタッフは非常に忠実にプリントというメディアに再現してくれる。
同じ会社なのだから、フィルムシミュレーションで撮影したデータを、プリントで再現する為のノウハウもデーターも膨大に持っているのだろうというのは想像できたが、こちらからの指示もほとんどなく、テストプリントから最適なプリントを仕上げてくれる安心感は他にはない。
展示作品を観て、ため息をついてくれるお客様がいる。
それを見た瞬間、本当にプリントでしか表現できない世界が伝わったのだと実感する。
私の撮りたかった色、見せたかった世界がちゃんとそこに存在するのは、クリエイトの職人技のおかげだ。
今も私の作品はプリントであり、そのプリント作りにはプロラボ クリエイトは欠かせない存在だ。
伊加田 康隆(いかだ やすたか)
1974年 山口県宇部市に生まれる
子供の頃から料理とプログラミング、電子工作が好きで、26歳までシステム開発の仕事に従事
趣味で自動車レースを撮り始め、気がつくと会社をやめてフリーランスになる。
仕事の写真は全てが計算式と捉えて完璧な世界をどうやって構築するかに徹する一方、
自身の作品に関しては、写真を記録としてではなく、絵を描くのと同じく想像的に光を操り自分の頭のイメージを具現化する作業と捉えている。
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