『九州に来て、
山が好きになりました』
～写真展を開催して
楽しかったです。～

「来月なんだけど、個展できるかな？」
それは突然の電話でした。
就職してから趣味となったカメラ。ときどきフォトコンに出すくらいで、まさかわたしが個展を開催するとは思ってもいませんでした。
個展を考えたことがないからまったく知識がない…、でもチャンスがあったらなんでもやってみたい、せっかくやるなら素晴らしいものにしたい、そんな想いから「ぜひやります！」の返事の後、すぐクリエイト様にご連絡しました。

以前、「Xシリーズ写真展」で採用されたとき、あまりにも素晴らしいプリントに感動しました。クリエイト様のプリントが、いつも携帯やパソコンでしか見ていなかった写真に特別感を出してくれました。写真はベルギーの大聖堂の前、こどもたちがストリートパフォーマーの作ったシャボン玉を追いかけ、まわりにいる大人たちが微笑んでいる、そんな写真です。表情、建物の質感、シャボン玉の輝き、わたしが撮った写真なのに初めて出会うような嬉しさがありました。その写真はリビングの目立つところに飾ってあり、今でも毎日見ています。だからこそ、個展開催を決めた時、クリエイト様のプリントでわたしの写真が見たいと思いました。

個展の場所は、富士フイルムフォトサロン福岡。スペースが広く、全紙サイズで30枚以上は必要でした。展示をする際、額縁に入れるとガラスが反射してまわりの景色が映り込んでしまいます。なので、額縁に入れる必要がないウォールデコで、存在感を出すためにA2サイズで、プリントはクリスタルにしたかったのですが、コストの関係からグロッシーにしました。

個展なので、テーマを持って統一感がある写真選びをしたいと思い、九州に来てから好きになった登山に絞りました。四季を通した山の風景、家族登山の様子などです。
写真を選んだ後、納期まで時間が本当にありませんでしたが、テストプリント、こちらからのリクエストを経て、搬入前日に無事プリントが届きました。
実際にプリントを確認したのは搬入のとき。とてもドキドキしました。でもその不安はすぐワクワクに変わりました。プリントはひとつひとつ箱に入り、まるでプレゼントのようでした。箱を開け、白い保護紙をめくると、わたしの見た風景や家族の様子が鮮やかに飛び込んできました。シャッターを押した胸躍る瞬間、大切な思い出、すべてに魔法がかかったかのようでした。搬入のとき、とてもワクワクして楽しかったことをいまでも覚えています。
そして、この個展がきっかけとなり、富士フォトギャラリー銀座でも個展をいたしました。子連れ在廊という無謀な選択でしたが、クリエイト様のサポートもあり、たのしく在廊できました。

2回の個展を通して、本当にたくさんの方に写真を見ていただきました。山が好きな方、登山が趣味の方、カメラ撮影が好きな方、写真展をまわるのが好きな方、年齢関係なく、ふだんコミュニケーションが取れない方たちとたくさんお話ができました。中には、プリントについて質問される方もいらっしゃいました。
写真を携帯やパソコンに入れておくだけではもったいないです。わたしは部屋にも気軽に飾れるウォールデコをお勧めします。インテリアとして、大切な人へのプレゼントとしても良いと思います。
これからまた個展をすることがあるかわかりませんが、また機会があればぜひクリエイト様にお願いしたいと思っております。本当にありがとうございました！